日本の伝統文化

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2人暮らし新築専門店NiCO LABO 樋口です! 

先日、福島県南会津にある『大内宿』に行ってきました。

大内宿とは現在も江戸時代の面影そのままに茅葺屋根の民家が道沿いに建ち並び、この景観を引き継ぐ為に店舗兼住居として生活をされている場所になっています。

昭和56年には国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている今となっては大変貴重な場所になっていて実際に見た時に感動を覚えました。

皆さん茅葺き屋根を知っていますか?

茅葺き屋根とは、ススキやヨシ、藁(わら)などの材料を使用して葺く屋根の構造のことです。

茅葺き屋根の特徴としては、耐久性が高く、水が建物内部に侵入しにくい構造になっていることです。

耐久性に優れた茅葺き屋根の耐用年数は30年以上と長く、なかでもヨシを使用した茅葺き屋根の耐用年数は40年以上と言われています。

棒状のススキやヨシは束ねると少しずつ隙間ができるのですが、この隙間によって導水効果が生まれ、茅葺き内部に水を侵入させません。

茅葺き屋根のメリットは4つあります。 

・通気性が高い 
・吸音性が高い 
・断熱性が高い 
・保温性が高い 

上記4つのメリットは、現在のように冷暖房がなかった時代に、夏は涼しく冬は暖かく、快適な生活を送れるように作られているとのことです。

茅葺き屋根のデメリットは、火に弱いことです。 

ススキやヨシは、しっかりと乾燥させたものを使用するため燃えやすく、ひとたび火事が起こると全焼を免れることはできません。その分、地域で毎年9月1日に消火訓練を実施していて、水柱が空高く舞い上がり多くの観光客が訪れるそうです。私もタイミングが合えば足を運んでみたいです!

ちなみに現在は茅葺き屋根を新築で作ることは、建築基準法で禁止されているそうで、市街地など防火の必要な指定地域に新しく建てる建造物の屋根材には、不燃材の使用が義務付けられているとのことです。今現状ある茅葺き屋根住宅を見るしか身近に感じれる機会はないということですね!

雨漏りについても諸説あるそうで、ひとつは茅を束状にすると起こる導水効果によって、茅の表面や内側を水が流れていくため、下方への浸透を防いでいるということ、2つ目は、イネ科の植物は茎に油分が含まれており、耐水性に優れていることなどが挙げられるとのことです。

現在は下葺き材と言われている防水シートのことです。

下葺き材が適切に施工されていれば、屋根材に多少の不具合が生じたとしても、建物の中に雨水が入り込んでくることはありません。NiCO LABOでも防水処理をしっかりと行なっておりますのでご安心ください!

NiCO LABO 実際の施工画像です。

また屋根材も一度は聞いたことがある方もいるかもしれませんが、ガルバリウム鋼板屋根材を使用しておりますので耐久性を兼ね備えつつコストパフォーマンスの良い屋根材となっております!

NiCO LABO 実際の施工画像です。

NiCO LABOでは昔ながらの伝統的な茅葺き屋根はできないものの、時代の変化に合わせお客様に安心と安全な暮らしを提供しています!来週末の2月25・26日には東中野山にてイベントを行いますので是非、足を運んでみて下さい!ご来場お待ちしております😊

追記

大内宿の名物、ネギ蕎麦も頂きました。最初のうちは大丈夫でしたが途中から辛く最後はお箸で美味しく頂きました!今回は冬に行きましたが、売店のお母さんに聞いたところ雪が溶けた5月頃もいいとのことでしたのでまた行きたいと思います。それではまた来週お会いしましょう😆

ネギ蕎麦 ご馳走様でした!

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