こんにちは!オフィスHanakoのコンパクトハウスNiCOLABO樋口です!
今回のブログはお家を支えている基礎の部分【ベタ基礎と布基礎の違い】について書いていこうと思います!
そもそもベタ基礎と布基礎について知っていますか?
簡単に言えば、ベタ基礎は建物全体の広い面積に基礎を広げ、布基礎は個々の柱や壁ごとに基礎を設ける方式です。どちらを選ぶかは、建物の種類や規模、地盤の状態などによって異なります。
建築物の構造エンジニアが、具体的な条件や要件に基づいて最適な基礎の形を選定します。
ベタ基礎と布基礎にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
お互いの違いや、メリット・デメリットについても見てみましょう!
ベタ基礎
- ベタ基礎は、建物全体の重みを均等に支えるために、広い面積に基礎を広げる形式です。
- 通常、コンクリートで一体化された大きな平面を形成します。この平面は建物の下部全体に広がり、建物の荷重を地盤に分散させることができます。
- ベタ基礎は一般的に、小規模で軽量な建物や家屋に適しています。
メリット:
- 簡単な設計と施工: ベタ基礎は広い面積に均等に荷重を分散させるため、設計と施工が比較的簡単です。
- 安定性: 地盤への均等な荷重分散により、安定性が向上します。
- 経済的: 小規模で軽量な建物において、ベタ基礎は比較的経済的な選択となります。
デメリット:
- 適用範囲の限定: 大規模で重い建物や複雑な構造には適していません。
- 地盤の不均一性への対応が難しい: 地盤が不均一である場合、均等な荷重分散が難しくなることがあります。
布基礎
- 柔軟性: 各柱や壁ごとに独立した基礎を持つため、建物の構造に応じて柔軟に調整できます。
- 適応性: 大規模で重い建物や複雑な構造に適しています。
- 地盤の不均一性への対応: 地盤の状態が不均一であっても、個別の基礎を設けることで対応可能です。
メリット:
- 柔軟性: 各柱や壁ごとに独立した基礎を持つため、建物の構造に応じて柔軟に調整できます。
- 適応性: 大規模で重い建物や複雑な構造に適しています。
- 地盤の不均一性への対応: 地盤の状態が不均一であっても、個別の基礎を設けることで対応可能です。
デメリット:
- 設計と施工の複雑性: 布基礎は各部分に対応する基礎を設けるため、設計と施工が複雑になりがちです。
- コスト: 大規模かつ複雑な建物には適していますが、その分コストがかかることがあります。
実際にメリット・デメリットを比較しましたが、実際にどちらが優れているというのはありません。
地盤が軟弱な場合、ベタ基礎は布基礎に比べ地盤への荷重が掛かるために、構造計算のやり方によっては、布基礎を採用した方が有利な場合も出てきます。
ベタ基礎は一般的に立ち上がりの高さが35 センチほどですが、布基礎は 50 センチほどになるので多少水害に強い面もあります。
実は、立上りの高い布基礎の方が上からの荷重に対抗するのは有利 だったりもします。
ニコラボの場合は【布基礎】を採用させていただいております。
今回のブログではベタ基礎と布基礎の違いについて書きましたが、一概にどちらがいいといったことはありません。
実際には土地の状況や建築物の特性などを考慮して施工をしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は【地盤改良工事】について書きたいと思います!またお会いしましょう!